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スナックに行こう スナックに行こう

「スナック」。それは昭和の時代、歓楽街を風靡した酒場の象徴。
未成年の方は二十歳を迎えるまで我慢してもらわないといけないが、二十歳をこえてまだスナックデビューしていない方は、ハッキリ言って損をしている。
日が暮れるのを待って、今夜にでも我が国ニッポンが産んだ「スナック」と言う文化を体験してもらいたい。

準備するのは、お金だけ。だけど一人なら福沢諭吉までは必要ない(遊び方や店にもよりますが…)。少ない予算なら、それなりに、入店時に相談してみればイイ。スナックはキャバクラやカラオケボックスと違って入口に価格表を表示している店は少ないが、気軽に価格交渉できる点が魅力でもある。交渉が決裂すれば違う店にチャレンジし直せばイイし、話がまとまれば「予算になったら教えてね」と告げて堂々と椅子に腰をおろせばイイ。

まずは入口を開けてみることである。スナヅクの入口は店内が見えないものが多く「いったい中はどうなってるんだろう?」、「怖いお兄さんがいるんじゃないか?」、「値段も書いてないし、ボッタクリでは?」、「扉を開けたが最後、引き込まれて帰れなくなるのでは?」などと不安になるのは確かだ。しかし、すべてが杞憂。考えすぎ。
扉を開ければ、なぜそんなこと考えてたのだろう」思うに違いない。若者よ、思い切って扉を開かないと決して未知との遭遇はあり得ない。昨日までの自分が生まれ変わる、(すこし大袈裟なので)新しい世界を楽しむためにも、是非勇気を出してスナックの店内に足を踏み入れてもらいたい。そうすれば、失われた20年が身に染みるロスジェネ世代も、高度成長期のニッポンと共に歩んできた力強いスナックの活力を体現できること間違いない。
若手の社会人にとってはライバルと差をつける活きた処世術が学べること請け合いである。

スナックはその語源が「軽食」であるように、概ね食事は重視していない。「乾きモノ」と呼ばれるお菓子類がチャームとして出される。中には料理上手のママ・マスター手作りの小鉢が出る店もあるが、当たればラッキー。重たい食事はすませてから扉を開けよう。楽しむ基本はお酒と会話と歌。だけど、お酒を飲めない人でもOK。ウーロン茶はどのお店にもあるし、ソフトドリンクだってある。酒場ゆえ、圧倒的に酒飲みの多いスナックだからこそ、下戸(ゲコ/飲まない人)はハンドルキーパーとしても重宝な存在。理解ある仲間と行けば、キーパーさんはタダ酒ならね「タダ遊び」が出来るかも知れない。

座って最初に注文する飲み物は、ショットで頼めるビールやカクテルが無難だが、価格交渉時に店ボトルの焼酎やウイスキーの「飲み放題」となれば、ストレートやロック、水割りなど飲み方を聞かれることになる。普通、二回目以降のスナック来店時は、好みのお酒(種類だけでなく値段でも吟味)をボトルキープするのが一般的で且つリーズナブルに飲める。まずはお気に入りのお店と巡り合うまで、スナックまわりをして好みのお店を見つけよう。何店かの行きつけのお店にマイボトルをキープすれば、あなたも立派な「スナック族」。この楽しいスナック文化を仲間にドンドン紹介して、アカ抜けた大人のビジネスマンになろうではないか。